超いまさら感が漂いましたか? そう、この本は2年ぐらい前に翻訳されたもので、メディア論の話を少しした際にいしたにさんにお勧めされて、ようやく買った本です。ほとんど通勤電車の15分だけを使って読んでいたので、読了までに3か月ぐらいかかりました。
私が大学生だった頃には入手するのにかなり労力が必要だった情報が、手元でいつでも見られるようになった今日。しかし、有り余る情報がその量ゆえにこぼれていったり、「近いけどぴったりじゃない」検索結果をつかまされたりすることもあります。
すでに両手で持ちきれないほどの情報を浴びるように使っているのが現在の私たちだとしたら、あふれかえる情報をいかに「見つけて」手玉に取っていけるのか、メディア論がかつて現代のメディアを予感したように、この本が予言しているのではないかと思えます。
良い本を紹介してくださってありがとうございました>いしたにさん。
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