ガジェット類 が来る話で、言いたかったことがすごく的確にまとまっていたので、リンク。
ページに広告を出し、そのWebページにユーザーを囲い込むことで広告費を取る、というのが現在の代表的なビジネスモデル。一方で、Linux、Mac OS、VistaといったツワモノのネットワークOSが登場してきており、かなり近い将来に、デスクトップ上の機能とWeb上のロジックをシームレスに接続するのが一般的なものになると思う。
そんなこと広告が右側に表示されてるブログで書いちゃったらイヤン、とちょっと思いつつ、まったくそのとおりなので、今までトラフィックを売っていたウェブメディアとしては、いろいろなココロミを行うしかありません。
ユーザーがページを訪れない以上、広告を表示する機会がないし、強制的に広告を表示するウィジェットを書いても、フリーのプログラマ達がWebサービスのみにアクセスするウィジェットを書けばそこまで。
ここまで来たら、スペースブローカーだけやっててもダメで、「その場所の価値」(アクセス至便で新しくて楽しくて便利なトコかどうか)を上げるのと、その 場所に行かなくてもその場所で提供されるナカミ(コンテンツかサービスかその両方)にはお金を払う、の2つもあわせて考えないといけないのです。
しかも単にコンテンツを早く安く出すだけじゃダメ。100円均一ショップ用に叩かれて買い取られていく商品のようなコンテンツを「作る」のじゃなくて、100均ショップのモデル(コンテンツ提供サービス)を作るとか、100円では安心して買えない質のものを作る、といった考え方が必要なわけで。このことはもう既に、10年ぐらい前から言われてきたことだとは思いますが、またコンテンツのコモディティ化がここへ来て進んでいるんじゃないかと感じます。
銀座に土地(トラフィック)だけ持ってりゃいいわけじゃない。そこへ誰をどんなふうに連れてくるのか(あるいは連れてこなくても「銀座」が売れるようにするのか)、っていうことを、ウィジェットガジェットがあってもなくても、そろそろ考えなければいけない曲がり角にウェブメディアは来ていて、それがスマートクライアントの襲撃によってハッキリと「あとせいぜい1年から2年しか待てないよん」と宣告された状態に追い込まれた、と言ったら言い過ぎかしら。。。
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